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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
  2005年4月39号 「ネバギな女」

 「思い切って銀座の19坪に移転する決心をしました。」と、理事に報告した。
すると理事は一言「いいねぇ!」
その声があまりに嬉しそうだったので、私は思わず尖った声で言ってしまった。「いいねぇ・・・じゃないですよ! 借金ですよ!すっごいプレッシャーなんですよ、私!」すると、笑いながら彼は言った。「川野さんはその方がいいですよ。上手く行ってる時は優しすぎておもしろくない。」
「なんちゅう、理事じゃ。」心の中でそう思った。(笑)

 たくさん収益を出したら、もっと人を増やして、やりたいことをたくさんできるのに、その人材を雇えない。NPOだって人や社会に役立つ使命としての本来の仕事で、こんなに儲けてこんなにちゃんと雇用できるんだということを証明したいのだが、なかなかそれが難しい。だからとても悔しい。
昨年は、後半から場所も人も準備し、次へのステップにチャレンジしてきたが、ことごとく裏目に出て、人も場所も新事業も、予期せぬ展開とアクシデントが続いた。

 こんなときはすぐに手を打たないと、あっという間に、資金が底をつく。
そんなことになる前に(と言いたいところだが、最初から底だったから慌てた。)すぐに次の手を考えて、移転を決めたのだった。行き詰まったら、縮小や撤退をする決断力が必要だと、NPO法人設立運営センター理事長の福島さんも言っておられるし。(3P参照)

 だから、私もこんなときには、・・・あれ? 私、縮小じゃなくて、拡大してない?(笑)
これだから福島さんには「実はね、川野さんみたいに何かやりたいことや目標を思いついたら自分で羅針盤とオールをかついで、たったひとりでも船を漕ぎ出してしまう、そんな人はNPOには不向きなんですよ。」と言われてしまうんだわ。

 NPOに向くリーダー、向かないリーダー。志とリーダーシップがあればNPOに向いているかというと、そうでもないらしく、NPOは本業として真剣に始めてみると、その限界や可能性がもっともっと見えてくるから、奥が深い。
そんな中で、私は、試行錯誤しながらどれだけ失敗しても、諦めない! ネバーギブアップで、挑戦せずにはいられないこの性分。
私に理事を見る目があったのか、理事に私を見る目があったのか?(笑)どちらかわからないけれど、春からは、優しい私から、強くて優しくておもしろい私の銀座ドキドキ物語りです。

*ネバギ…ネバーギブアップの略

  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html 銀座にて
 
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