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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
  2004年1月34号 「自分らしく」

 数年前、ある大手企業とご縁があった時、これでブランドイメージをあげよう、新規顧客の開拓をして大きくしていこうと張り切った。受講料はうちで主催するより3倍くらい高くはなったけれど、雑誌にも5-6誌載せてもらい公共施設からも脱却した。
 準備万端整い、後は申し込みと開催日を待つだけだった。が、人は集まらず、開催2日前に中止予告。とても驚いたが、再度チラシを作り直し、会員とそしてこれまでにキープラの講座に参加してくれた人たちに案内を送り、電話もかけまくって、参加者を揃えた。

  その時つくづく考えた。大海に1滴の情報を投げても来てほしい人には届かない。届いたとしても高い値段を払ってこれる人はそんなに多くないし、大きいからって、集客力があるわけではないんだ。結局は、全部うちが集めたんだもの。こんなに苦労して、私はどうして大きくしたいと思ったのだろう。一体どんな人に来てほしかったの? キープラは誰のために、なぜそれをやりたいの? それは大手の力を借りないとできない事なの? と様々自分に問うてみた。
 自らの時間を使い、自腹を切って参加し、情報を取るのも自分、仕事を後回しにするのも自分、そんな頑張る個人起業家の自己研鑽に役立ちたくて企画したのではなかったのだろうか。同じ仲間として。

  大きくするのが目的ではない。
本当にやりたいことを、根強いファンを増やしていきながらやり続け、その結果で大きくなっていくのなら、私にとってはこれが一番納得のできる私のやり方だ。時間はかかるかもしれないけれど。
 もし、その過程を抜きにして「事業は拡大とスピードだ」と言う人がいれば「拡大ばかりが事業の目的ではないでしょ?」と、きっと言うだろう。

  小さくても強い事業を、自分らしくやろうよ。もちろん、お客様の喜ぶ顔を見るためにね。その方がみんな幸福だ。お客様に経営者の幸せ感や感謝の気持ちを伝えようよ。
 そのためにも、自分の事業のやり方は自分で決めたい。

  大企業の常識に合わせる必要も、外の価値観に合わせる必要もないのです。私の事業は私がやる事業。あなたの事業もあなたという個性が創り出す事業。理想的な経営法は、自分の中から見つければいいのです。それが本当に個性的でアイデアにとんだものならば、自分の「強み」につながります。
 例えそれが失敗や短所から生まれた産物だとしてもね。

 さあ、あなたはどんなふうにあなたらしい事業をしていきたいですか?
 そして誰と一緒に仕事がしたいですか?
 キープラネットの今年のテーマは「この人とコラボレーション!」です。

  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html 西新橋にて
 
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