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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
  2003年4月31号 「未来と過去のお話」

 「我が人生に悔いあり」と、創業講座に参加していた方がおっしゃいました。定年退職後に起業準備をしているその人は、講座の休憩中に私に「久しぶりに本物の人に会った感じです」と言ってくださっていたので、私は逆にその方の生き方のまじめさを何か感じていたのでした。

  それで、二次会の焼き鳥を前にして思い切って話してみました。「私は過去は変えられると思っているんです。過去の事実は変えることはできないでしょうけれど、事実に対する意識の持ち方によって過去を変えることは可能だと思っています。」

 ちょっとためらっている私をみて、彼は「どうぞそのまま続けてください。」と言いました。

  それで、キープラネットを始める前まで、なぜ私の人生には私に似合わないことがこんなにたくさん起こるのか、ずっと納得できずにいたことを話しました。両親が離婚したことや、既に早くに二人とも他界したこと、大学に行けなかったこと、会社に入って社員教育を受け、キャリアを磨きながら能力を発揮するような、そんな理想的な人生にもならなかったこと。それから、自らも離婚したこと。また、会社を作ってみたがだめだったこと。喰えるようになっていたキャリアも全部捨ててしまって、生きる自信をなくしてしまったこと。

  そして、40歳になってから、喰えないけれど死ぬほどやり甲斐のあるキープラネットを始めてしまったこと。(笑)ようやく喰えるようにはなったけれど、大きすぎる夢にしょっちゅう落ち込むこと。どこを切っても「人生悔いだらけ」の金太郎飴のようなものですよと話しました。

  でもこの5年で、私の人生のミスマッチは、私がキープラネットという人のネットワークを繋ぎ、私の人生観を通して起業支援をするために、そして、信念と継続は能力を超えるということを知るためにはどうしても必要なことだったということがわかったと、話したのでした。

 その時から過去への意識は変わり、感謝さえ出来るようになったのでした。

  自分の過去に対する評価は他人がするものではなく、やっぱり自分が感じるものであり、随分時間がかかるものなのですね。

 私は、人生の最後たった5年でいいから、さすが川野さんと評価され、自分自身が納得して死ねればいい。そのために私の「今日」という日は存在している。だから、今の今日や明日の評価はなくても構わない。

 ひょっとして死ぬまで評価されないかもしれない。それでもいいのだ。私にとっては、私が作る未来は事実なのだから、まぎれもなく今日この日、私は未来を作るために生きている。

  私はこんな若輩者で恥ずかしかったけれど人生の先輩に伝えたかった。

 独立して自分で何かを始めることは、とてもハードなことだけれど、人生の二幕はなかなかおもしろいあらすじが待っていますよと。
 60だって、70だって遅くない。人生は気がついた時から、その時から新しい春は始まりますよって


  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html 西新橋にて
 
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