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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
  2000年6月15号  会いたい人に会う

 仕事で会う。パーティーで会う。勉強会で会う。打ち合わせで会う。取材で会う。紹介されて会う。交流会で会う。

たくさんの人に会っていたら、ある日ふと、誰かに会いたいと思っている自分に気が ついた。こんなにたくさんの人に会っているのにどうしたことだろうと一瞬考えてしまった。

  でも、答えは簡単。知らない新しい人ばかりに会っているからだ。緊張感と安心感が 全然違う。誰かっていうのは「このままの私でOK」と言ってくれる仲間たちのことである。人はただ人と会うだけではだめみたい。会って心が行き来しなければ人は人に飢えてくる。

  昨今、時代はネット世界の話題で盛り上がり、人に会わなくても仕事をしていけるよ うな環境になってきた。インターネットは本当にそれはそれは便利で、一度使ってしまうと、もう@のない生活は考えられない。「会うだけではだめみたい」なんてのんきな ことを言っていては、書いた自分でさえプッと苦笑してしまう。が、やはり心は情報で 操作出来ないのだから速い必要もないし、行き詰まった時の心の解決は文字と画像と音では癒せない。

  先日、あるプロジェクトの立ち上げ会議をしていた時、リーダーがこんなことを言った。「成功すればお金が残ります。失敗すれば思い出が残ります。」と。

  「いや〜、かっこいい!」と拍手した時、気になっていたデジタルの世界とアナログの世界についてフッと謎が解けたような気がした。インターネットはシミュレーション の世界で、現実は体験を通して実行しながら、思い出を作る所なのだ。

「あっ、この間誰かが言っていた、ネットで恋愛は出来ないっていうのは、思い出が出来ないからだ。」「あっ、思い出の共有は会いたい人を増やすツールだ。」「あっ、プ ロのネット住人ほど、現実の人脈を多くもっているんだ」等々過去の疑問を連鎖的に解決したような感じであった。

  初めて会った人が会いたい人になるまでは時間がかかる。でも、時間をかけて信頼しあってからの方が、人は人としてもっとおもしろく人とつながってくるし、人としても やり甲斐が高まってくるのではないだろうか。

 アナログの大切さをわかっているデジタル型のあなたも、デジタルのわからないアナログ型のあなたも「キープラネットに入会しても仕事は増えませんが、思い出は残ります。」なんてことは言わないから、会いたい人を捜しにきませんか。

  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html 神宮前にて
 
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