今回のバンドマスターである中川昌三(まさみ)氏は、現代音楽・クラシックの分野では中川昌己、ジャズでは中川昌三として活躍する多才な演奏家。東京藝術大学在学中からジャズ界に身を投じ、ギル・エヴァンス・オーケストラを皮切にさまざまなスタイルのバンドで経験を積んでいます。キース・ジャレット、リッチー・バイラーク、デヴィッド・ベノア、ドン・フリードマン、ジョージ・ムラーツ、エディー・ダニエルス、リー・コニッツ、佐藤允彦、渡辺貞夫、渡辺香津美、富樫雅彦、大野雄二の各氏の他、数多くのバンドやプレイヤーと共演。これまでに14作のCDをリリース。ジャズの2ndアルバム『touch of spring』(1988年)はJVCビクターより国内リリース、GRPレコードより全米リリースされ、その収録曲は中川氏が出演するJTのCF曲としても話題となりました。フルートという楽器の未知なる可能性を聴衆に知らしめた演奏家といえるでしょう。