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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
  1998年8月4号「自立とサポート」

 先月から、空いている時間に会員と 「キープラ茶飲み談義」をしている。会員がキープラネットに望むことや、キープラネットが出来るサポートの可能性、運営のことも含めた個別交流である。なかなか会えない人や会える人とでもゆっくり心の内まで話す機会がないため、心の交流を図ろうという試みでもある。

 あらためて入会理由と現在の感想・意見をきくとキープラの方向性をみんなが真剣に考えてくれていることがわかりとても嬉しい。まだ全員には会っていないが「弱音を吐けるネットワークだと感じたから」という弱音を吐きそうでない人からの入会理由もきけた。 やるときにはやるけれど時には弱音だって吐いていいんだと私も思う。独立自営の人たちには心和む場が必要だし、キープラは心の通じる温かいネットワークでありたいと心から思う。と同時に、やはり仕事に役立つ情報と人脈を提供するネットワークからさらに一歩踏み込んだ、会員のニーズを満たす有意義な活動をしていきたいと思う。

 そのためにはどんなサポートができるだろうか。例えば、広報活動の一助を担えるしくみや、嫌がられずに必ず読んでもらえるDMサポート、また、困ったことを解決できる具体的なしくみができないかと、あれやこれやと考えている。

 先日、不払い未払い対策の一つとして「集金代行」というのを考えてみた。クライアントに振込日を入れた覚え書きを書いてもらい、キープラの事務局に提出するのだ。振込日に振込がなければ催促と内容証明までの手続きをキープラネットがする。もちろん顧問弁護士がいるということが前提であるけれど。契約書を作成しないこニで発生するトラブルも減少するかもしれないと考えたのだ。

 しかしこの案は「そんなに自営を甘やかしてはいけない。不払い未払いの交渉もできないようじゃ、自営としてはやっていけない。自営に必要なのは、債権回収能力、技術力、人脈の三つだ。この三つがあれば自営としてはりっぱにやっていけるんだから」という説得力のある先輩の言葉で、キープラには存在しない案となった。つけるべき力をつけて、ついていないのならつけるためにサポートすることこそ、キープラネットの役割ではないかというわけである。そうだった。困っていることを肩代わりに解決してしまったのではサポートにはならないのだ。そんな当たり前のことをあらためて考えされられたことだった。

 それにしても債権回収能力とはねぇ。そんな能力が自営には必要だったのね。

  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html 神宮前にて
 
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