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朝倉新さん
  朝倉新さん 『やればできる! Let's fight』
 ※この記事は2007年3月22日配信のメルマガ『きぷら』に掲載されたものです。
    17歳からプロボクサーとしてリングで戦っていた。握りしめた拳の中にはでっかい夢もあった。「やればできる!」努力は報われるんだ、という情熱を胸に、多くの仲間をセコンドにつけて、今、起業しビジネス界という新しいリングで挑戦しようと動き出したKeep up朝倉氏。 
「アスリートコミュニティの運営」を通し、これからさらに大きく膨らむ夢を追いかけ、格闘している朝倉氏にお話を伺いました。
    朝倉新さん朝倉新さん
   
(インタビュアー:ささきなおこ)
     
  今のお仕事をはじめられた最初のきっかけは何ですか?
     
 

私自身、現在も現役プロアスリート(プロスポーツ選手)なんですが、10年間スポーツの世界を経験してきた中で、自分が選手として輝くその裏では試合をするために教えてくれるトレーナー、試合を企画するプロモーター、テレビ局のスタッフの方々、そして応援に来てくれる観客と、数え切れない人達の努力と何千もの力が集まってはじめてリングに立つことができることを知りました。
今の自分がいるのはみんなの協力以外何ものでもないのだと

父が経営している会社を7年間勤めたあと、今年1月に独立し開業。
自分が代表取締役として会社を経営していく中、仕事もまさにその通りでみんなが頑張れる環境作りから、システム開発、経理、営業、施工にいたるまで沢山の人が繋がっていて、みんなの協力で成り立っている。ジャンルは違っていてもどんなことも中身は一緒なんだな、と実感しました。

このふたつの経験を活かすために、そして「夢に向かって一生懸命頑張ったことは決して無駄にならない」ということを証明し、多くの人に伝えるためアスリートに特化した事業をはじめようと思いました

     
  具体的なお仕事の内容(業務内容)を教えてください。
職種は何にあてはまりますか?
     
 

アスリート(スポーツ選手)の可能性をプロデュースする仕事!
スポーツマネジメントです。

事業のひとつめの柱は「アスリートコミュニティの運営」です。

さまざまなアスリート支援活動、スポーツ業界の交流、マネジメントマーケティングを通じ、アスリートの可能性を形にしていくコミュニティ。簡単に説明するとプロ、アマチュア選手、トレーナー、栄養士、医療関係、メディア、スポンサー等などスポーツに関わる人たちの交流会です。
その中で、アスリート同士の知識・技術の情報交換。スキルアップのために必要な人材・設備についての情報の発信や共有化など、参加者にプラスになるようなPR業務や企画を考えています。

スポーツ業界に特化した専門的な知識、経験、人脈、繋がりを持っているアスリートコミュニティだからこそ、企業やスポーツメーカー、学校教育の現場などで求められているさまざまなニーズにも応えていけます。たとえばマーケティングや商品開発、スポーツ教育活動、イベント企画、アスリートの紹介等に対応し、スポーツ業界の全体的な底上げやアスリートの社会的認知の向上、スポーツを通じての社会貢献を目指しています。

ふたつめが「パーソナルトレーナー業務(ボディーコンサルタント)」です。

現在トレーナーとしてマスコミの取材を受ける程優秀なスタッフが3名在籍しており、現役プロアスリートとも専属契約をしています。
加圧トレーニングなど最先端のトレーニング方法を取り入れ、現役のアスリートから一般の方まで幅広い層に質の高いサービスを提供しています。

     
  今の仕事を「辞めよう」「辞めたい」と思ったことはありますか?
     
  今の仕事を辞めよう と思ったことはないですね!
     
  それはどうして?
     
 

12歳からボクシングをはじめて、17歳でプロボクサーとしてリングに上がっていたんですが、減量や厳しい練習だけの毎日を過ごす中、周りの友人の自由な生活を見ると自分の生き方に疑問を感じることもありました。でも、一度引退したときに「なんであのとき、もっと頑張れなかったんだろう」と、すごい後悔がありました。

普通、二度目のチャンスは訪れないものですが、ありえないはずの二度目のチャンスを手に入れることができたとき、「全てを手放しても復帰したい」と決意したんです。そのとき、以前はイヤでしょうがなかった苦しい生活が、「好きなことができるんだ!」という喜びに変わっていたんです。今の仕事も最初はたった一人で立ち上げました。

どうしたらいいのかわからなくて悩んだこともありましたが「どんな人にでも可能性はあるはず、それを証明&伝えるために起業したい!」

その想いで行動していく中で、自分の夢に共感したり賛同したりしてくれる人が増えていき、一緒に頑張ってくれる仲間や、協力してくれる大勢の方達との出会もあり、新しいことに挑戦していくことができる状況を考えると、さまざまな苦しみや失敗があっても、やっぱり幸せなことなんだなって…
苦しいときでも最終的にその結論になりますね。

     
  起業されるときに困ったこと、悩まれたことはありますか?
     
 

起業する前は、自分自身がきっかけを一番必要とする立場だったんですよ。自慢できるエピソードや仕事での武勇伝ははじめは誰も持っていないですよね。でも、今できないことはいつまでたってもできない。
その気持ち一つで起業への道を目指していきました

最初は批判やダメ出しの連続でしたが、失敗には必ずヒントが隠れていたのでそこを修正して再トライの日々でした(笑)

     
  どんな批判やダメ出しをされたんですか?
またどんなヒントがあったんでしょうか
     
 

起業するときに一番批判されたのは私の若さについてですね。私は今22歳ですが「いきなり社長になったお前に何ができるんだ?」という声を本当に受けました。
たしかに最初は事業内容も漠然としていて、どこが強みなの? と聞かれることもすごくありました。

沢山のヒントの中で特に参考にしているのが「みんながプラスの仕組み作り」です。現在目指しているのは無料でHPやブログが使えるシステムに近いんですけど、参加者はシステムも使えて求めている情報も手に入る、企業は対象者(ターゲット)を限定して広告を出せるので効果的な営業を実現できる、という感じです。

このアスリート(スポーツ選手)に特化した仕組み作りのノウハウがアスリートコミュニティに活きています。それは私自身が現役プロスポーツ選手として10年間やってきた経験と人脈、そして先輩経営者さんの意見を盛り込んだKeep upにしかない強みだと思っています。

批判をされて、そこで諦めてしまったら「誰にでも可能性はあるんだ」ってことを証明できないじゃないですか。でも批判をされ、悩んだおかげで普段会えない人や、今まで思いつかなかった意見や知識を吸収することができました。まさに見て盗めの実践ですね。
人の思いつきやアイデアは、過去に経験したことから生まれるものだと聞いたことがあるんですけど、現在のKeep upの事業内容は大勢の経営者やアスリートの知識を参考にして新しい発想で生まれました!

     
  あなたのお仕事上の夢は何ですか?
     
 

私の夢は
・夢のために頑張るアスリート・若者へのサポーター
・今は成りえていなくとも、努力をすればできるんだという証明ときっかけの場所を作ること!

です。

アスリートも起業家も、どんなに素晴らしい意見やどんなに優れた能力があっても、それを活かしきれていない人が大勢います。それは努力をしてないというより努力の仕方を知らないだけなんですよね。そんな人達に気づきときっかけの場所を提供できるよう、全力を注いでいきたいと思っています。

     
  「この仕事をやっていて良かった!」と思われたエピソードはありますか?
     
 

Keep up設立を通じて、多くの起業家に会う機会もありましたが、出会った方々にこんな考えを持った若者もいるんだ、ということを知っていただいたこと。「同じアスリートとして応援したい」など沢山の方に支持してもらって起業できたこと。自分の夢にいろんな人の夢が重なって、自分の夢がいつのまにかみんなの夢になっていったことですね!

自分が理想としている仕事は、その場の形だけじゃなくて、未来に続くものを残していくことなんです。

自分が起業を決意して行動したことで、この世に存在しないものが形になっていく、それがいろんな人の夢や未来に繋がっていく。自分の夢に賭けて一緒に頑張ってくれている相棒をはじめ、力を貸してくださっている沢山の方々の気持ちを考えると、日々感謝の気持ちでいっぱいです。

     
  実際に起業されてから失敗されたことはありますか?
そこで学んだ教訓などがあれば教えてください
     
 

事業の失敗ではないんですけど…、交渉など実際にお会いする機会を作っていただいたのにも関わらず、商談をまとめることができなかったときです。商談が成立しなかったときにこそ学ぶことが多いんです。
先方が求めているものをこちらが用意できていないわけですから改善点を明確にして次に活かすようにしています。

企業と企業との取引の前に、私は最終的には人と人との付き合いだと思っていますので、自分が考えていることや正直な気持ちをできるだけ話すことを心がけています。お互いに信頼関係が築けていなければ、仕事としても成り立たないのでは? と。これは尊敬している父の教えでもありますが、自分も実際に経験することでこのことをすごく感じています。

     
  あなたのお仕事を「家電」「料理」「文房具」に例えるとすればどんなものにあてはまりますか? またその理由は?
     
  「ライト」ですかね?
良いものをより良く輝かせるためには光の演出は不可欠ですよね。
良いものをもっと輝かせ、まだ自分の可能性に気づいていない人達にきっかけを与え、チャンスへと導ける光のような存在になりたいです。
     
  仕事をされていて異業種と繋がりを持つことはありましたか?
また今後「この業種と繋がりたい」という希望はありますか?
     
 

起業にむけて、他業種の経営者さんとお話をさせていただいたことがアスリートコミュニティの企画・運営にすごく役に立っています
同業種同士だとどうしても考え方が同じといいますか、意識が一緒の集まりなので、外の良いところを取り入れる発想になりにくのかなと感じていました。自分の中では外の世界を知ることは、足りない部分を知ること、新しい発見ができること。出会いもそうですが、それ以上に、自分達の良いところを再認識できる機会だと思っています。

職業とは一つの分野のスペシャリストですから、外から見ればやっぱりすごいんですよね。「強みの再認識が成長への足掛かり」と思っています。

業種でいえばスポーツ関係の方々と情報交換をしながらWIN-WINの関係を築いていきたいです。

     
  会社設立にあたって、実際にどんな方がどんなサポートをしてくれたか教えていただけませんか
     
 

会社設立にあたっては多くの方に協力していただきました。
はじめてキープラネットに参加させていただいたときからずっと気にかけてくださった野田泰永税理士事務所の野田さんはKeep upの事業計画へのアドバイスや資金的な問題の相談にのってもらいました
Keep upの設立のタイミングも野田さんのアドバイスを参考にして決めました。野田さんには現在も顧問税理士としてKeep upのサポートをしてもらっていますが、ひとつひとつの仕事にも決して手を抜かないプロ意識は本当にKeep upにとって頼れる存在です

たま総合法務局の玉村さんにも会社設立の定款作りから法務局の登記など大変お世話になりました。現在も顧問社労士として契約書の作成のアドバイスや疑問・質問に即対応してもらっています。なんといってもそのお人柄が良く、いつもKeep upの今後を考えていただいて本当に感謝しています

マーケティングのアドバイスもWAFFLEの渡辺由美子さんにも大変お世話になりました
会社が正式に設立する前から相談にのっていただき、プロの意見・実際の経験を活かした企画書や企画案のアドバイスもしてもらい本当に助かりました。

自分にとってキープラネットは多くのきっかけを与えてくれた素晴らしい場所なので、これからはすこしでも皆さんに貢献できるよう頑張りたいと思っています。

     
  最後に、朝倉さんの「想い」や後輩起業家にむけてのアドバイスなど読者へのメッセージをいただけますか。
     
 

まだまだアドバイスできる立場ではないんですけど、自分の中で確信していることが一つだけあって、それは

「本当に心から想っていることは必ず伝わるし、実現する!」

マイナスに感じることこそ、最大のプラスにできるチャンス。なにかで失敗したり、挫折したり、たとえ結果がでなくても、全てに対して可能性がなくなったわけじゃないことを、より多くのアスリートや若者に伝えていける会社を目指しています。そして起業を経験することで仕事ができる喜びや、苦労することで他人の気持ちを理解したり、感謝の気持ちを持ったりできる。新しい発見や、視野が広がる毎日をこれからのKeep upの更なる発展に繋げていけるようスタッフ一同努力していきますのでこれからもどうぞ宜しくお願いします。

     
   

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株式会社Keep up
〒216-0033 神奈川県川崎市
E-mail keep_up_co@yahoo.co.jp
URL http://www.keep-up-co.com
職業・主業務:スポーツコーチング・セミナー開催・アスリートモデル業務

キープラネット入会:2006年10月

出身地:神奈川県
独立年月:2007年01月

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