定例会

■1999年 4月 
テーマ 「SOHOサバイバル術」  
このイベントは終了いたしました
音楽プロデューサー 菅原 裕氏

 音楽プロデューサーであり、SOHO'S REPORTの東京広報担当ほか、いろんなSOHO活動をしている菅原裕さんに、"SOHOサバイバル術"をテーマにお話ししていただきました。御自身のホームオフィス体験の失敗談、現在、SOHOがおかれている状況、各地のSOHOネットワークの動き、事業協同組合の作り方についてなど、とても興味深いお話をしていただいてよかったなーと思っています。そうそう、ちょうど菅原さんがおっしゃっていたように、いまだに世の中ではSOHOの定義なんてものはないんですよね。 
 安藤自身、これまで何度かSOHO関連記事を書く仕事をしてきましたけど、いつも「SOHOってなあに?」というところから書き始めなきゃいけないんですもん。3年前から、ずっとそれはかわっていない。菅原さんのお話をうかがいながら、「10年後に、SOHOって言葉は、やっぱなくなるんだろうなあ」なんて思ったりした次第です。  安藤房子(作家&アーティストマネジメント/ライター) 

■1999年 3月 
テーマ「自分の心にちょっとアクセス」  
〜コラージュ・セラピーを体験してみませんか〜   
このイベントは終了いたしました
アートセラピスト / 依浮とし子氏 

 絵から深層心理を探り、心のケアをするというのが、アートセラピー。その手法の一つに、今回のコラージュ・セラピーがあります。 
 これは切り絵と同じで、雑誌から好きな絵(写真、文字、色など)を選び、画用紙に貼っていくというもの。まずは中心に、自分自身をイメージする絵を切り抜いて貼り、後は好みのままに切り貼りしていくだけ。この幼稚園児のような作業がメチャ楽しく、そんな気持ちもセラピーの一つになっているとか。 
 さて完成。中心に具沢山のラーメンを貼った人もいて、みんな爆笑。自分をラーメンだと思ってるって、どんな性格なの?なんて興味シンシン。で、先生が、この人の深層心理と今悩んでいることの解決法は……。みたいな謎解きとアドバイスをしてくれます。 
 実にコラージュは千差万別。四隅を富士山の写真で囲った人、右半分と左半分で色彩のトーンが反対の人、文字を切り貼りした人etc,。このコラージュから、本当に自分がしたがっている心のメッセージを探るのがテーマです。「仕事が問題に見えても、恋愛の方が大事だった」とか、「疲れているのでリラックスしたいよー」とか、「人に頼りすぎるので自立心を持つべし」とか、意外なメーセージを送っているものなんですね。 
 コラージュした作品=自分。物事を客観的に見ることが大事と、仕事上ではよく言われることです。ならば、知ったつもりになっている自分自身のことも、客観的に見てみるのも、たまには必要ではないでしょうか。  藤原悦子(旅行・ライター・企画・編集・コーディネート)

■1999年2月 
テーマ「マネジメントのこつ」
−経営者やSOHOワーカーを見て思うこと−
 
このイベントは終了いたしました
オンラインマガジンべんべん編集長 川嵜昌子氏  
 
1.「ベンチャー企業家タイプ」と「SOHO  タイプ」との違いの話 
2.「家業と企業の違い」の話 
3.「うまくいっている経営者、うまくいかない経営者」の話 
4.「提案」として経営計画を立てましょう 
  と話が続き、短時間内でのもりたくさん  の話がありました 

 私の専門分野でもありますので、興味深く聞きました。 
さらに、話だけではなく最後にワークシートにて経営計画の立て方までありました。 
これを、2泊3日で行う研修でしたら10万円のコースになります。 
 参加出来なかった方は、ワークシートだけでも手に入れると価値があります。 
うまく書けなっかた部分が、ウイークポイントです。 

 今回の定例会での話にも有りましたが、某外資系会社の営業活動のキーワードを紹介いたします。 

営業(今回は販売と考えて下さい)を成功させる秘訣 
1.成功するセールス訪問は、「90%の準備 と、10%のプレゼンテーション」 
2.買い手の9つの質問に、スムーズに答え られる準備を。 
3.機会をとらえてクロージングへ。 
    ・支払い条件 
    ・納期、カットオーバー時期 
    ・工事、外注、SEの手配 
    ・「どちらにしますか?」 
    ・etc. 

買い手の9つの質問 
1.なぜ君に会うのか? 
2.なぜ話しを聞くのか? 
3.私の問題はなにか? 
4.解決方法はなにか? 
5.なぜ君を信用するのか? 
6.なぜ君の会社を信用するのか? 
7.なぜ君の解決法が最善か? 
8.なぜ行動をおこさなければいけないのか? 
9.なぜ今買うのか? 
 に答えられるように準備をすることです。 

有能な営業の7つの資質 
(向き不向きがあります) 
1.良く聞く 
2.共に話す 
3.表現する 
4.利益を説明する 
5.目標志向がある 
6.やる気がある 
7.計画を立てて行動する 

 これらを、全部備えている方は稀ですから自分のパターンを知ることです。 
それでもっての営業活動(今回は販売)をお勧めします。   なんでもコンサルタント 鈴木啓文(会員)

■1999年1月 
テーマ「成功するオンラインショップ」 
このイベントは終了いたしました
  NTTマルチメディア情報流通推進部 粟飯原 理咲氏 
 
 MLを主催されているなんて、どんなスゴイ女性なのか、と思っていた。年末のパーティでお会いした粟飯原理咲さんは、印象はソフトで、しかも若くてチャーミングな方だった。その彼女がどんな話をされるのか、とても楽しみにしていた。 
 パワーポイントの画面をプロジェクターで示しながら、なめらかに説明する粟飯原さんの話にどんどん引き込まれていく。様々な統計や、LIFEのアンケート結果の資料には説得力がある。 
 実際にPHSを使ってウェブに接続し、人気の商品やサービスをいくつか見る。それぞれに添えられるコメントには、粟飯原さん自身が買い物好きな一女性でもあることがうかがえる。成功しているショップはまだ少なく、実際成功するには消費者の視点に立ったショップの構成や運営が必要と聞き、ウェブ上といえども普通の商店経営と基本は同じだと気づかされる。 
 今後の展望についても「いま私たちが望むこと」という視点で話されていた。が、後日別のところで目にした、その筋の専門家の話と内容的に重複し、実は最先端な話であったことに気づいた。気負うところもなく自然体で最先端を語る粟飯原さんのスゴサをあらためて知ることになった。 
 おそらく、今回の話を聞いて、オンラインショッピングには大きな可能性が秘められていることを実感したのは、私だけではないだろう。しかし、それだけにとどまらず「私もオンラインショッピングしよう!」と思った方も多かったのではないだろうか。 
 ビジネスマン(仕事をする人という意味で)であると同時に、一消費者であるという視点は、粟飯原さんだけでなく、私たちにも必要な感覚だと信じている。  黒坂 香奈枝(会員)
■1998年8月  
テーマ「二足・三足のわらじのはき方」
このイベントは終了いたしました
そろそろ定例会に出てみようかなぁと思っていたら、今回のテーマは「二足・三足のわらじのはき方」! ボロイわらじだが一応二足をはいている私にはピッタリ。しかし講演者の吉田さんは「童話から風俗まで」書いてるとか「ドロボーとガードマンは三日やったらやめられない」なんて何かアヤシイ。ちょっと変な人かもしれない?

お会いしてみると、吉田さんは十分アヤシイ人だった(失礼!)。本当に童話も風俗も書いていた。これがまた童話はホノボノしたいいお話、一方風俗の方は“ヤンママの性態”(!)なんていう記事である。同じ人が書いているとは思えない。また「真面目に働いていないのに、なぜか昇進して…」とおっしゃっていたが、イヤ世の中そんなに甘くないはず。きっとどんな仕事でもうまく片づけていく力のある方なのだろう。

出版社のトップに会う方法や、安いギャラでの本の作り方、複数の仕事の増やし方など 言いたくない?裏技まで、吉田さんは教えてくれた。普通ならあまり言わないお金のこともはっきり言う。ライター業に限らず「上手な仕事のしかた」みたいなものを教えてくれる、貴重な “先輩”だ。

ところで名刺交換したら、その後何やら面白そうなお誘いのFAXをいただくようになった(内容はヒミツ。知りたい人はぜひ吉田さんに会って名刺交換しよう!)。仕事だけでなく、プライベートでも魅力たっぷりの人のようだ。

石塚由記子(ひまわり)